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超放射相転移を示す物理系の探索

Abstract 光が物質によって屈折や反射するのと同じ原理に基づいて,ある温度を下回ると.光を構成する電場や磁場がどこからともなく現れたりする.この現象は超放射相転移と呼ばれ,40年以上前に提唱されたが,いまだ観測されたことのない幻の現象である.本研究では,超伝導物質で構成された回路であれば,超放射相転移の類似物を人工的に起こせることを理論的に発見した.本研究を推進していくことで,将来的に,熱から光への画期的なエネルギー変換技術などの開発を目指している. Full text 馬場 基彰 「超放射相転移を示す物理系の探索」 光科学技術研究振興財団 平成29年度研究表彰受賞講演抄録, pp. 4 – 7, 2018年2月 超放射相転移についての解説.光科学技術研…
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光科学技術研究振興財団より研究表彰

公益財団法人 光科学技術研究振興財団より,馬場基彰の「超放射相転移を示す物理系の探索」に関する研究に対して,「光科学・光科学技術の向上に役立つ独創的な研究」を課題とする表彰を頂きました. 2018年2月28日にホテルクラウンパレス浜松にて開催された表彰式に出席し,記念講演を行いました. 講演抄録はこのページにて公開しております.

光と物質の超強結合:光子を量子とみなせるか?

『パリティ』誌に解説が掲載 光の粒子である「光子」のダイナミクスから,本来の「電場と磁場」の量子論に立ち戻る.量子光学や量子情報技術が,その必要に迫られつつある.他の研究分野を巻き込みながら,未知なる科学技術が探索され始めている. Full text 馬場基彰 「光と物質の超強結合:光子を量子とみなせるか?」 パリティ, Vo. 32, No. 11, pp. 35 – 40 (2017年11月号, 丸善出版)

光と物質の超強結合は電磁場と電荷を相転移させるか?

『固体物理』誌に解説が掲載 光と物質の超強結合によって,熱平衡下で静電磁場が自発的に生じることが1970年頃に指摘された.いまだ観測の報告がないこの超放射相転移と呼ばれる相転移は,当初想定された原子系では期待できないものの,最近になって,超伝導回路中の永久電流を静電磁場に見立てれば,類似の相転移を起こせることが理論的に見出された. Full text 馬場基彰 「光と物質の超強結合は電磁場と電荷を相転移させるか?」 固体物理, Vo. 52, No. 9, pp. 459-476 (2017年9月号, アグネ技術センター)

さきがけ研究者を兼任

2017年10月1日より,科学技術振興機構(JST)さきがけ研究者を兼任します. 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 さきがけ「量子の状態制御と機能化」領域 研究課題 量子状態の制御と保護を両立させる相転移環境 研究代表 馬場基彰 直接経費 1,000万円 期間 2017年10月 – 2021年3月  

第11回 日本物理学会若手奨励賞 (領域1) を受賞

第11回 日本物理学会若手奨励賞 (領域1: 原子分子・量子エレクトロニクス・放射線) 受賞者 馬場 基彰 対象研究 光と物質の超強結合が露わにする量子光学の未開拓領域 対象論文 “Laser under ultrastrong light-matter interaction: Qualitative aspects and quantitative influences by level and mode truncations” M. Bamba and T. Ogawa Physical Review A 93, 033811 (2016) “Stability of polarizable materials against …
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第11回 日本物理学会若手奨励賞 (領域5) を受賞

第11回 日本物理学会若手奨励賞 (領域5: 光物性) 受賞者 馬場 基彰 対象研究 無限に広がる光場と局在する物質の重ね合わせ状態 対象論文 “Crossover of exciton-photon coupled modes in a finite system” M. Bamba and H. Ishihara Physical Review B 80, 125319 (2009) “Entangled-Photon Generation in Nano-to-Bulk Crossover Regime” M. Bamba and H. Ishihara Physical Review Letters 105, 123…
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